第17代ESS部長 丸尾さんインタビュー!

第17代ESS部長 丸尾さんに聞きました!   ’23年12月17日          Interviewer: 丸谷一也(1985年卒)

自己紹介をお願いします。

皆さん、こんにちは。 昭和60年度(1985年)卒の丸尾と申します。

外大時代はクラブ活動と2ストバイクに狂っていましたが、卒業後は念願のヤマハ発動機株式会社へ入社、主にヨーロッパ諸国、北米、大洋州、東南アジア諸国、アフリカ諸国を中心とした海外の営業畑で勤め上げ、何か国へ行ったのかこの機に数えてみた(笑)のですが、在職中に世界約200ヵ国中55ヵ国を訪問、駐在はオランダ、米国、ベトナム、フィリピンで夫々5年赴任しましたが、昨年末に定年となり、現在はエキスパート再雇用で日本国内向けの二輪車リサイクルの仕事を続けています。

◆部長時代はどういうESSを目指していましたか?

元々企画担当副部長をやりたくてコミッティー入りしたのが緊急事態により部長に急遽再当選した経緯なので、ビジョンなぞ無かった、と云うのが正直なところですが、当時400名を超える部員を有するマンモスクラブに出てしまった心の綻びをどうやって紡ぐか、をメンバー共々日々腐心し、夜ごと飲ミュニケ―ションしていた記憶が残っています。

  

   第17代コミッティーメンバー          1983年(昭和58年) 夏合宿

◆ESSでの活動はそれ以降の丸尾さんにどんな影響を与えましたか? どう活かされましたか?

在籍中は学部ディスカッションセクション所属でしたが、此処で得た基本的な知識・技術社内外折衝やプレゼンテーション、外国人との対話・交渉を行う際に大いに役立ちました。

セクション活動に加えて中高時代から始めた英語弁論スピーチも齧り直したのですが、急なスピーチを求められた際にステイトメントを起承転結フローに頭の中でささっと纏めとけれる等、今思うと、あの時学んでて良かったナ~と思います。

~丸谷~

正にそれですね!私も同じ様な経験をしました!スピーチは丸尾さんには敵いませんでしたが、ディスカッションは負けじと頑張っていた記憶が蘇りました! 苦労はありましたが、コミッティーでも色々議論した内容も世の中に出てから大いに役立ったと今更ながら思いますね。

◆卒業から現在までの経歴を教えて下さい。 

      

   

Yamaha Motor Europe N.V. [オランダ]      Yamaha Motor Corporation, U.S.A. [アメリカ]

Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd. [ベトナム]

◆非常に長きに渡る海外事業経験、駐在経験をされていますが、一番印象に残っている駐在経験は何で、その背景は何でしょうか? 

この世の天国と云う感じだったベトナムモーターサイクル時代と、この世の地獄を経験した欧州特機時代でしょう。 右も左も判らぬ初海外駐在で一つの事業を潰してしまった時の惨めさと、邪魔だけはするなと言われた国の事業をゼロから育んで会社の二番手利益頭迄拡大させた時の愉快さ、と云う両極端の経験ですかね。(笑)

他には、US駐在時に飲酒運転で逮捕され、一晩牢屋に入れられた経験でしょうか。。。 USでは犯罪者は人間扱いされないので、皆さん気を付けてくださいね。(爆笑)

 ◆今後の予定は?

一人娘が来年大学受験なので家族を熊本に残して浜松で単身生活中ですが、3年を目途に退職し、故郷へ戻って趣味のフライフィッシングか英語を磨ける仕事を細々と続けようかと目論んでいます。

*他にも写真あるんですが、手元で直ぐに載せれる写真がこんなのしかなく済みません・・・とご本人談。(笑)

◆EFELに望むことは?

今後もOBと現役を繋ぐコミュニケーションの橋渡しを宜しくお願い申し上げます。

◆現役生へのメッセージをお願いします。

コロナ禍が皆さんのキャンパスライフ/日常生活に及ぼした影響は計り知れないと思いますが、漸く終わりが見えてきたかと実感する今日この頃。 世間ではこの3年で働き方も大きく変わり、多くの業種で人材不足が叫ばれている一方では驚異的なスピードで世界的にAIが普及しつつある状況は、まさに一寸先は闇、ではありますが、それぞれのキャンパスライフを存分に楽しんで頂ければと思います。

[最後に~丸谷より~]

丸尾さんは私と同期で、一緒にコミッティーをやった仲間です。『緊急事態により部長に急遽再当選した経緯なので、ビジョンなぞ無かった・・・』などと言われていますが、いざ部長と言うポジションでマンモスクラブの運営を担わざるを得なくなった際は、しっかりとしたビジョンを持ってコミッティーで次々に出てくる難題を先頭に立って巧みにクリアーしていたその手腕は素晴らしかったと振り返って感じます。丸尾さんにはむず痒い話かもですが・・・

地獄を経験した欧州時代もその困難を乗り越えることが出来た背景は、学生時代のその苦労がおおいに役立ったのではないかと推察しています。

現役を繋ぐコミュニケーションの橋渡しをお願いします・・・と他人事の様に言われず、これからの世代を担っていくESSメンバーの為に、その経験を糧に、是非、丸尾さんにもその橋渡しの一役を担って頂けたらと思います。よろしくお願い致します。