英米語学科3回生 島原京吾さんとのインタビュー
英米語学科3回生島原京吾さんとのインタビュー 2023年9月18日 Interviewer:細川幸治
今回のインタビューは、現役3回生の外国語学部英米語学科大学在学の島原京吾さんです。スピーチセクションに所属されておられます。彼は、今年の5月迄アメリカコネチカット州のセントラルコネチカット大学に一年留学されており、その際、コネチカットに住んでいる私もお会いさせて頂いておりましたので、彼とは面識がありましたので今回のインタビューを快く承諾して頂きました。
(左) 島原さん (右)細川さん
<関西外大への軌跡>
英語に興味を持ったのはどういう背景があったのですか?
中学2年の際に非常勤講師の外国人の先生と簡単な挨拶を交わすことによって興味を持ちました。高校時代は,多くの生徒が交換留学生に行く高校で、オーストラリア、韓国、マレーシアからの学生がいて非常に国際的な環境の高校で、マレーシアからの高校生に日本の紹介のプロジェクトに関わっているうちに英語を使って外国の方と交流することに非常に興味、楽しみを抱き、英語の勉強を積極的にするようになっていきました。
関西外大を選んだのは?
京都の出身なので関西にある外国語大学を探している中で関西外大のオープンキャンパスで知ったグローバルなところに関心があったので、関西外大に進学を決めました。
ESSを選んだのは?その時の印象は?
高校時代にもESSに所属していたので、そのままESSに参加しました。他のクラブはあまり興味がありませんでした。スピーチセクションに所属したのですが、スピーチコンテストで優勝した先輩や、英語だけではなく中国語もできる先輩がいらっしゃってスピーチを専門的に学べ、充実していました。
<米国留学について>
留学について、どんな点が良かったですか?
何の迷いもなく入学してからIESというインターナショナルスタディのプログラムを選択し、ずっと留学を志望していました。留学をしたことで自分をよく知れた事が良かった点です。困った時に自分の本性が良くわかると思いますので、自分がまだまだ未熟だという事がよく分かりました。
実際に困ったことがあったのですか?
私は初対面の人との関りは得意なのですが、それからその人と仲良くなるというプロセスが非常に苦手なので日本人相手でも苦手だったのですが、外国に行ってもやはり苦手だったので、本当に仲良くなれる友達を作るのに本当に苦労しました。
その経験を経て親しくなれた友達はできましたか?
基本的にアメリカの大学での友達は同様の留学生でルーマニアとか英国とかの留学生と友達になりました。
留学を目指している方へのアドバイスは何かありますか?
そうですね、最初は恥ずかしいかも知れませんが積極的になるという事が大事だと思います。外国人の方と一緒にいると一歩遅れる事があるかも知れませんが、出来るだけ積極的に自分の意見を発言しリーダー的なポジションを取ることが大切だと感じました。
留学を無事終われた後の、日本への再適応(Counter cultural shock)で苦労された経験はありますか?
外国で生活していると今まで知らなかった人に気軽にガンガン話しかけることが普通になっていたので、日本に帰ってきてバス停等で知らない人に声をかけると怪訝な反応をされるので、ああやっぱり日本は見ず知らずの人に対しては気軽に話しかけてはいけないのだなとショックを感じました。
その他には、私は体育系で上下の関係がきっちりしている環境でやってきていたのですが、アメリカではあまり上下の関係がきっちりしてなく皆対等で喋ってくれるので、その面でも日本に帰ってきてやはり上下の関係をピシッとしないといけないなと感じています。
京吾さんの英語の学習方法を教えてください。
高校の時に真剣に勉強をし始め高校時代で英検3級、2級と準1級を取得しました。英語は単語帳を覚え、BBCを聞いたり、高校でのNativeの先生に話に行ったりして英語の実力を伸ばしました。
(細川)非常に努力家ですね。
<今後の進路について>
今後の就職活動について現在どんな事を考えていらっしゃるのですか?
就職の軸としてはグローバルに働ける会社で若手でも活躍の場が設けられている会社を重視しています。
業界はどんな業界を望んでいらっしゃいますか?
私は、一つは国際物流業界で国際的に貿易とかForwarding業務をしている企業ともう一つは航空機業界でSUBARUとか日機装のような航空機の部品を作ってボーイングやエアバス社という海外の航空機会社に納めている会社で、英語を使って業務に携わる事ですね。
(細川)先輩にそういった業界で活躍している方々がいるので、是非連絡してみてください。
今後の残されたクラブ活動は残り数か月ですが、4回生になったらどんな生活を考えていますか?
卒業に必要な単位は殆ど取得しているので、4回生になればアルバイトをして学費、生活費の足しにする事と、キックボクシングをもう少し本格的にやり、できれば海外旅行もしたいなと考えています。
(細川)また、アメリカに帰ってくる事を考えておられれば是非、ニューヨークに来てください。
<先輩への提案、要望>
EFEL会という先輩に対する要望はありますか?
留学に行った際にEFEL会のZoom Meetingに参加できたのでEFEL会の方々にはある程度馴染みはあるのですが、他のESSの部員の方々はEFEL会の方々に馴染みがないのでもっとEFEL会の方に気軽に話せるような環境を作って頂けると有難いと思います。
非常にいいサジェスチョンですね。クラブに対してアメリカの生活に即したクラブ活動についてサジェスチョンはありますか?
先輩方がいなくなって若干英語Onlyの環境が守られてない気がしています。
(細川)最近、外国人留学生を招いてのクラブ活動とかされておられるようなので、そういった活動は良いかも知れませんね。それと、先ほどのサジェスチョンに関係するのですがアメリカにいらっしゃるEFEL会の皆さんはアメリカ生活何十年という方が殆どですので、そういったアメリカのEFEL会の方々と気軽に英語で話あう機会を作るのもいいかも知れませんね。
(島原)そうですね、EFELの方々と現役のESSのメンバーを繋ぐというのは良いアイデアだと思います。
インタビュー後記:
私は、島原さんがCentral Connecticut State Universityに留学されておられる時にお会いさせて頂いていたので気兼ねなく非常に親しく話すことができました。やはり、現役あるいは直近のESSのメンバーの方々と私を含めたEFEL会の先輩方とが知り合える機会を設けて、お互いができれば一対一で話し合いを持ってお互いを知り合える場が非常に大切だと感じました。
島原さんは、非常に努力家で素直な方ですし、自身の今後もしっかりと見定めていらっしゃるので、今後の就職活動、並びに面接等での受け答え、自分の意思表示には問題ないと思います。今後、就職され関西外大ESSを代表する素晴らしい社会人になる方だとお見受けしました。今後の成功を心から応援して、今後の発展を祈っております。