第59代ESS部長 藤岡さんインタビュー

第59代ESS部長 藤岡亮哉さんにインタビューしました!  2025年2月28日
インタビュアー:EFEL水野明洋(1978年卒)

2024年12月、藤岡亮哉さん(現在1回生)を第59代ESS部長とした新会議メンバー(役員)が発足。新部長の藤岡さんに学生生活や部活への思いなどを聞いてみました。

水野:小中高そして関西外大に入るまでの経歴を簡単に教えてください。

藤岡:小学校時代は約5年間そろばん教室に通い、中学校時代は3年間ハンドボールをしていました。中学時代の成績は今思うと自分でも情けないくらいにとても低かったです。しかし、中学3年生の時に恩師である塾の先生との出会いがあり、そこから約1年間は勉強漬けの毎日でした。それでも高校受験に失敗してしまい、始めて挫折を経験しました。高校生活では3年間放送部に所属し、文化祭や体育祭などを通して、初めて人前に出る楽しさを知りました。また、外国人講師と趣味が同じということで意気投合し、もっとコミュニケーションがとりたいと思ったのが英語を勉強するきっかけでした。大学受験時は、机に向かって勉強することがとても嫌いだったので、コミュニケーションを主とする関西外国語大学を選びました。

水野:今言われたこと以外で、関西外大を選択された背景はありましたか?

藤岡:留学制度がとても充実していて英語を学ぶ学習環境が整っていると感じたこともあります。

水野:関西外大には32の文化系クラブがありますが、ESSを選ばれた理由は?

藤岡:最初の頃は、違う部活に入部しようと考えていたのですが、友人がどうしても体験入部に行きたいとのことで、行った際ESS部員の人柄や英語を楽しく学べるところに魅力を感じ入部を決意しました。

水野:今年の4月から新入部員勧誘がスタートしますが、体験入部がポイントとなると思います。是非とも、ESS部員皆さんが一丸となって多くの新入部員を獲得して下さい。EFEL側でもサポートできる事があればやりますので、連絡下さい。クラブ活動で今回ESSの部長として組織を束ねていくっていうところも一つ大きな経験、飛躍の糧になると思いますが、どうでしょうか?

藤岡:そうですね。初めてこういった役職をやらせていただくので、今は今後が楽しみな気持ちと、不安な気持ちでいっぱいですがそれを糧にして頑張っていこうと思います。

水野:今後のESSをこうしていきたいと言うビジョンやこういう事に今取り組んでいるという事があれば、お聞かせ下さい。

藤岡:今後のESSの目標といたしましては、主に留学生とのコミュニケーションを活発化していきたいと考えています。具体的にはクラブ EXPOや外大祭などを通してESSの魅力をたくさん発信していきたいと考えております。今年度も自分たちの部活に少しでも興味を持つ学生を増やせるように、ESS部員とともに精進していく所存です。今後もセクション間の積極的にコミュニケーションができる場を設けられたらなと考えています。

水野:掲げた目標をESS部員間で共有化し、部員間のコミュニケーションを大切にして、その目標を実現出来るように頑張って下さい。次に、藤岡さんの個人的な今後の目標についてお聞かせ下さい。

藤岡:アメリカの大学に留学して政治や経済について勉強したいと考えています。

水野:留学の目的は、語学だけではなく、専門分野の取得も大切ですので、政治・経済を学んできて下さい。2024年12月時点で、関西外大は55ケ国410大学と連携、留学派遣学生総数は約1,200人と聞いております。留学先大学の授業料+住居費+食費を大学が負担してくれる『フルスカラシップ』制度がありますが、約210人がこの制度使ったとの事ですが、是非とも選抜されるように頑張って下さい。

藤岡:『フルスカラシップ』制度でも、渡航費及び保険費用、留学先の大学が休暇中の宿及び食事は自己負担となりますので、その資金を貯める為に、アルバイトとしております。

水野:ESS部員の何パーセントぐらいの部員が留学しているのですか?

藤岡:昨年の数字では、短期・長期合わせて半数の部員が外大の留学制度を利用しております。

水野:多くの部員が留学制度を利用していますね。ESS部員のアルバイト率はどれくらいですか?

藤岡:90%近くの部員がアルバイトをしております。私は、京橋の居酒屋で日月火木の17~22時まで、週約15時間アルバイトしております。

水野:ESSクラブ活動が毎週水・金18:30~19:30ですから、休みは土曜日だけですね?大学の授業・ESS活動・アルバイトとお疲れ様です。

藤岡:ありがとうございます。マルチタスクで、とても大変ですがアルバイトの方は社会勉強も出来、充実した日々を過ごさせていただいています。

水野:ところで、来年2026年はESS創部60周年となります。記念祝賀会・記念誌発行・特別イベントを予定しておりますので、藤岡さん含めESS部員の皆さんのご協力を宜しくお願い致します。

藤岡:ESS部員一同まだまだ未熟者ですが、先輩方のサポートの方よろしくお願いします。

水野:ESS創部60周年記念イベントでは、ESS部員とOB・OGであるEFEL会員と一緒に、ESSの歴史を振り返り、ESSの未来について考える特別なイベントになるようにしましょう!

本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。

 

【インタビュー後記】

最後までご覧頂き有難うございます。

藤岡さんと初めて会ったのは2024年10月学祭時にESS主催で開催された英語ミュージカル『グレイテスト・ショーマン』の時でした。藤岡さんはドラマSECTIONに所属して、主役として覚えるセリフも多く、ダンス等もあり大変だったと思いますが、見事に演じてくれていました。その後、藤岡さんとドラマセクションリーダーより今年の学祭では、演劇全体のレベルを更に良くしたいとの要望があり、EFELより指導サポートが出来ないか調整しております。

留学費用に関して、アメリカ州立大学に『フルスカラシップ』で1年間留学すると、大学からの支給される費用の概算は約660万円となりますが、自己負担が必要な費用は、関西外大の授業料115万円+渡航費・休暇中の滞在費・海外旅行障害保険料等で約80万円以上との事で、少なくとも合計で約200万円以上準備が必要です。そんな背景で、特に、留学希望しているESS部員はアルバイトをしているようです。 将来的には、この領域もEFELから何らかのサポート出来ればと思っております。