OB近況 川島けい (1982年卒)
政治経済セクションにおりました川島けいです。本来ならば1981年卒なのですが、3年生の夏から一年間ワシントン州WSUに交換留学をさせて頂き、帰国後残りの数単位を取得しつつ国際交流課(当時)でアルバイトをさせて頂き、1982年春に同期に一人遅れて卒業いたしました。高校の時にブラスバンドをやっていたので大学でもやりたかったのですが、外大には無く、新入生歓迎でESSのやさしい先輩についひっかかり(笑)、入部いたしました。
でもそのおかげでどっぷり英語に浸り、交換留学合格にもつながり、そして卒業後も継続して英語を勉強し続けたおかげで様々なキャリアに恵まれ今に至っています。
卒業して以来の会社員生活を昨年春卒業し、現在は人事コンサルタントとして、コンサルタント会社と契約所属するかたわら、フリーでも外資系クライアント企業様のお仕事を受け、人事制度改革のお手伝いをしております。外大を卒業してからのキャリアはずっと海外との関連がある会社で(ほとんどが外資系)、最初の18年ほどはマーチャンダイジング、ロジスティクス、カスタマーサービス、プロジェクトマネージメントといったビジネス現場の経験を積み、その後縁あって人事職に転向し、外資系数社での人事経験の後、現在の人事コンサルティング業に至っています。ビジネスフロントの現場を経験してから人事になったことは、ビジネスの方向性に沿った人事政策をやるうえで、非常に役に立ちました。
(Paris 出張で現地の同僚たちと。人事になりたての頃)
ビジネス現場での英語は、まず仕事が出来て、そのうえで「そのビジネスを英語でできる」、ということが必要になってきます。英語だけできても仕事にはならない、ということです。また、それなりのレベルでの英語でコミュニケーションが可能となると、海外のビジネス相手は「日本人で英語がうまくないからよく理解していないのかも」というような優しい配慮はしてくれません。英語という言語の背景にある文化やロジックを熟知し利用しつつ、いかに日本の事情を理解してもらい、サポートを得るか、という真剣勝負です。特に人事の世界は労働基準法や就業規則といった諸外国の上司や社長や人事関係者には理解しがたい規定がいろいろありますので、それらを遵守すべく海外本社の理解を得て人事オペレーションをやっていくというバランスが求められます。その点においては、ESSにおいて諸外国のことも学んだ政治経済セクションの他、DebateやDiscussionの活動をやったことはロジックの組み立て方、討論の仕方を習得するという意味で、実際のビジネスに活かせ、非常に役に立っています。
(インド出張中のOff Siteでタージマハールへ)
長いキャリアの中では、大変なこともいろいろとありましたが、なによりも英語を勉強してきたおかげで色々な仕事のチャンス、数えきれない海外出張の経験もさせていただきました。現在の自分があるのは、経済的に苦しい中でも大学にいかせてくれた親とESSに勧誘してくださり、鍛えてくださった諸先輩、仲間のお陰だと思っています。
(アメリカ本社のCompany Private Shuttle Jet)
現役の皆さんはこれから社会人になられると思いますが、「人生 苦しいこと、辛いことを含め、無駄な経験は何一つない。全ては必然」を信じて、前を向いて歩いて行ってください。
1982年英米語学科卒 政治経済セクション 川島けい


