(現役生へのエール)森美月(2022年3月卒)『妥協せずに挑戦をし続けて!』

私の英語との出会いや英語に対する思い 

 

私は英語を初めて習ってから英語に興味が湧き、将来英語を学び続けたいと考えていました。なんとなくカッコいいと思っていたのかもしれません。中国では小学校から英語を義務教育として学んでいたため、13歳の年に日本に来てから周りよりも英語が得意な自分の英語力に自負していました。

外国語大学に入学するのも、入学してからESSに入部するのも私の計画通りでした。しかし、関西外国語大学に入学してから「上には上がある」と気づきました。また、ESSに入部してからさらにそれを思い知らされました。そこで私は挫けず、これは現状否定し、格物致知の道を極めるチャンスだと捉えました。ESSに入部しスピーチと出会えた事で私の小さい頃からある「将来英語を学び続けたい」という考えは拍車をかけられ、将来英語を使って仕事をしたいという夢もできました。

2回生時代のESS入部式 2019年5月

 

 

ESS、そして大学生活で学んだこと

 

最怕碌碌无为,还叹平凡可贵

~現状が一番と考えて、何もしないことを最も恐れるべきだ~

 

私は大学生生活で「現状否定すべし、素敵な仲間たちを大切にすべし」という事を学びました。たとえば、英語を学び続けたいと考えた私はスピーチセクションに入った後、スピーチの原稿を書いていた時は精度の高いものを目指して何度も何度も推敲を繰り返していました。また、学生会本部役員や文化会本部役員として学校行事に携わることなど新しいチャレンジをし、現状が一番だと考えずに常に成長できるように大学生生活を送ってきました。大変だった時期も沢山ありましたが、その時に私を支え、救ってくれたのが仲間達だったため、私は周りの素敵な仲間のおかげで4年間ゴールを見失わずに様々なチャレンジをしてきたと思います。この4年間私が学んだことは私の就職活動、そして今後の人生に間違いなく影響を与えました。

第46回外国大学英語弁論大会で個人及び団体優勝(本人;中央)2018年12月

 

 

 

 

就職活動において後輩たちへのアドバイスとエール

 

ESは何度も先生に添削してもらう、自分の弱み強みのエピソードを準備する、毎日面接の練習を先生とする、というのは皆もう既にしていると思いますので、今回は僭越ながらも私からこれから本格的に就職活動をしていく後輩たちに自分が就職活動で感じた事、やってよかったことを少し皆さんにアドバイスさせていただければと思います。

 

  • 自分の可能性を信じて業界を狭めない

 

自分の先入観だけで最初から受ける業界を狭める判断をしてしまうことはもったいないと思います。私は2年生の12月から就職活動を始めていましたので、その点ではまだ絞らなくていい時期で沢山の業界・会社の説明会に参加し、自分の視野を広げる事ができました。そのおかげでどんな仕事にもやりがいを感じている人がいて、自分もその人になる可能性が十分あると思っていました。

ESSの部員は英語を使って将来仕事がしたい、国と国の架け橋になれるような仕事がしたいと考えている方が沢山いると思います。しかし英語を使う仕事でも通訳や添乗員など私たちが普段お世話になっている業種もあり、国と海外転居の手続きをするような私たちが普段の生活で接触できない業種が沢山あります。それらを知るためにも最初から業界を絞らずに様々な説明会に参加し、自分の視野を広げるべきだと私は考えます。

 

  • 「このやりがいならどんな仕事でも楽しくするぞ」と決心できる事

 

私が就職活動で一番聞いていた質問は「やりがいは何ですか?」でした。その理由としては、私はどれほどポジティブな人間でもやりがいが私の性格とズレが生じていたら仕事を長く続けられないと思ったからです。私は新しい事にたくさんチャレンジし、それが全て評価されるようになりたいタイプの人間です。また、中国の田舎から日本に移住したことで私の就職活動の軸としては世界の人々の生活の基本を支え、安定な職を世界で生み出すことでより良い社会づくりをする事でした。

この面では就職先は私の就職活動の軸に沿っていてかつ人を評価するシステムや職種が沢山あるため、私は就職先でなら夢も、やりがいも見つけられると思ったため就職先の選考を受け、入社を決めました。これから後輩の皆も就職活動の中で自分の性格を考えて、やりがいを感じられそうな会社を見つけられるように、応援しております。

 

  • どんな人になりたいかを考えて就職活動をする

 

これは私が最終的に内定をいただいた三社の中でどの会社にしようか迷ってしまい、友人に相談した時に言われた言葉です。もちろん就職先に入社を決めたのは前述の「やりがい」もありますが、最終的な決め手はこの「なりたい人」でした。私が接していた就職先の社員は本当に優しくて、話し上手で、他人の心を掴むのが得意な人ばかりでした。私はそんな人になりたいと思ったため入社を決めました。

みんなもこれから選考を通してごく一部かもしれませんが、選考先会社の社員さんとお話ができると思います。その時にもしこんな人になりたいなと思っていたら、その素直な気持ちを信じてぜひ選考を進めて、その会社の内定を手に入れるようにしてください。

 

 

この就職活動の一年間をどう考えるのか人それぞれだと思いますが、私にとっては辛くても結局は楽しくて、夢が膨らむばかりの一年間でした。英語と出会い、関西外国語大学に入学し、ESSに入部して、素晴らしい仲間と様々なことにチャレンジができたからこそ今の私があると思います。

 

就職活動は長い人生から見るとただの一年の出来事に過ぎませんが、残りの何十年の生き方を左右する大切な一年です。

確かに今はもう何十年もずっと同じ会社で働かなくてはいけない時代ではないが、人生は一度きりで、適当な生き方で無駄な時間を過ごすべきではないと思います。だから私は後輩の皆に妥協せずに挑戦をし続けてほしいと思っております。応援しております。頑張ってください。