【OB近況】第1回田坪紀美さん(1984年卒)

『競技綱引き』

「綱引き」 誰でも一度はやったことのある競技ですよね。
「引いたら勝ち!」 シンプルで、長くても3分程度で勝負のつくわかりやすい競技。
これが、なかなか真剣に取り組むと奥の深い面白いスポーツなんです。
競技綱引きは8人で1チーム。男子チームは8人の合計体重が600キログラム以下。
女子は500キログラム以下と決められています。4メートルを先に引いた方が勝ちです。
毎年東京の駒沢オリンピック体育館で各都道府県の代表チームが集まって全国大会が行われます。選手は10代から60代まで。主流は40代。おじさんおばさんがマジに真剣に必死で熱い戦いを繰り広げます。男子の準決勝、決勝戦は得に見ごたえのある激しい戦いで、綱を使った格闘技のようです。
わたしはこの「綱引き」を競技スポーツとして20年ほど向き合ってきました。
運動神経もさほどよくなく、体も小さい私は、決して強い選手ではありません。
このシンプルなスポーツも真剣に取り組むと、様々なテクニック、忍耐力、パワーが
必要で、そのどれも不足している私は、いつもチームの勝利に貢献できる選手ではなく、
控え選手をずーっと続けてきました。でもそれが悔しくて、「いつか強い選手になってやる!」と20年間コツコツと懸命に練習しました。


昨年ついに大阪代表として全日本綱引き選手権で優勝することができました。
ここまでたどりつくのに、何年も何年もどれほど悔しい思いをしながらきつい練習をしてきたことか・・・
でもそこまで一生懸命になれるものに出会って、楽しかったこそやってこれたんだと思います。競技綱引き、一度YouTubeで試合を見てみて下さい。こんな競技もあるのか!とわかって面白いですよ。残念ながら、男子の試合しかありませんでした。