(OB近況) 長嶋俊樹(1990年卒)〜卒業後も毎日30分の英語勉強継続

卒業後も毎日30分の英語勉強継続

ESSを辞めないで良かった
General meeting, Recitation speech contest, Freshman joint discussion, Section活動、合宿、学祭、打ち上げDisco等、どれも全てがいい思い出として私の頭に今でも焼き付いております。しかし、全てが順風満帆といったわけではありません。2回生時にクラブ運営の仕事に携わりましたが、上手く行かないことが多く、しかも人間関係の悪さでも悩みました。正直、2回生終了時には、クラブを辞めようとも考えました。しかし、当時のESSチューターの中村学生課長が、私が1回生時に、こうおっしゃっていました。「クラブを最後まで続ければ、その後の人生に絶対に役立つ。だから辞めるなよ。」 この中村課長のお言葉を思い出して、クラブを最後まで続けようと決めました。

1回生時の学部4回生と短大2回生の先輩方の卒業式の合同写真。 真ん中が当時のESSチューター、中村学生課長 (中村課長の右上が私) <1987年>

クラブ運営を降りてからは、アルバイトを増やしましたし、3回生時の夏休みには、1か月のアメリカ語学研修にも参加しました。 総じて、クラブ生活を含めて、いい大学生活を送れたのではないかと思います。中村課長のお言葉通り、最後までクラブを続けたおかげで、今、数多くのESS OBOG、現役の皆様と接することが出来て、本当に楽しいです。

3回生時のアメリカ語学研修時White Houseの前 <1988年>

旧歴史Sectionでは、戦後の日本経済や日本の開国に取り組みました。私の場合、高校の日本史の参考書や教科書に載っているポイントを掴んで、それを英語で説明し、Q&A Sessionに臨みました。従って、そんなに難しいテーマを扱っていなかったので、より丁寧に英語を話すことに注力できました。私には合っているSectionだったと今でも思っています。

私も無事、3年間のESS生活を終えて、引退することになりました。しかし、英語を適当に話すことが出来て、それに満足したままで終わったという感じでした。

写真添付=1回生時のGeneral Meeting の写真です (左端が私)<1986年>

谷本貞人学長からの素晴らしいお言葉
そして、ついに外大卒業式を迎えました。その際、当時の谷本貞人学長から素晴らしいお言葉を頂きました。「皆さんは実社会に出れば、多忙で自分の時間をなかなか見つけにくいと思います。 しかし、1日には、30分の時間が必ず皆さんにはあるはずです。その時間を英語の勉強に充てて下さい。これを継続すれば、必ず皆さんの力となるはずです。」

就職先の工場長からのコメント
卒業後、私は繊維の会社に就職しました。繊維知識の習得のため、関連会社に研修に行かされました。そこで、ある研修担当の工場長からコメントを頂きました。「皆さん、繊維業界は落ち目です。ですので、この厳しい環境を生き抜いていくには、英語の勉強をどんどんして下さい。かく言う、私も英会話学校に行って、英語を勉強したのですが、モノにはなりませんでした。しかし、皆さんにそうなってほしくはありません。是非とも英語をモノにして下さい。長嶋君は関西外大を卒業したのですから、現状に満足せず、積極的に勉強してください。」

繊維の研修ですので、繊維の魅力や繊維の仕事のやりがいをお話しされると思っていたのですが、工場長が英語の勉強の必要性を説かれるとは意外でした。しかし、なるほどと感じました。

卒業後に英検1級/英語通訳案内士試験に合格
研修終了後、私は、谷本学長と工場長のコメントを受けて、英語の勉強について考えました。しかし、何か目標がないと、モチベーションが上がらないのも事実です。そこで私は、英検準1級を目指すこととし、毎日30分、英語の勉強に取り組みました。
そして、1992年に英検準1級を取得しました。それから20年以上の時間を費やして、英検1級を取得しました。ここにたどり着くまで、長い道のりでした。谷本学長のお言葉通り、毎日30分間の勉強を続けてきた成果でした。
現在、私は某大手機械メーカーの子会社の東京本社で、海外取引業務に携わっております。ですので、英語と接することは日常茶飯事です。海外の取引先と英語のやり取りは勿論、場合によれば、海外製品のマニュアルを英和翻訳する作業もあります。
現在、英語通訳案内士、英語翻訳専門職、英検1級を保持しておりますので、今後も勉強を継続してこれらの資格を活かしていきたいと思います。
現役部員の皆様、コロナ禍の中、クラブ活動の方、ご苦労様です。毎日、ESSのインスタとTwitterを楽しく拝読させて頂いております。

私のOB近況が、現役部員の皆様、若いESS OBOG諸氏の一助となれば、幸いです。
Good luck, Kansai Gaidai ESS students! I am willing to support you anytime.