【OB近況】第3回 ジャズボーカリスト 川鰭祐子さん

クラブ活動と留学が、特に印象深い思い出です。学生生活はあっという間だったけれど、いま振り返ると、ESSと出会い、留学中に訪れたNYがジャズの世界へ導いてくれたことが、今の人生に彩りを与え続けてくれています。

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(学生時代の仲間たちと)
仕事をしながらプロの歌手を志す母は、いつも歌を口ずさんでいました。溢れる母の歌で、私自身も自然と「歌うこと」に親しんでいきました。中学・高校時代はコーラス部に所属。関西外大卒である兄の影響もあり、その頃から「英語が好き&アメリカが好き」になって、よく海外のラジオや音楽を聴くようになりました。

そんな中で、母は遅咲きのプロのシャンソン歌手となりました。
そして、2000年3月11日。母は幼い頃からの夢だった念願のカーネギーホールコンサートを達成しました。その手伝いをしたことがきっかけで私は「ジャズを歌ってみたい!」への想いとともに、再びNYへ出掛けるようになりました。学生時代とは違う、その年、その歳の目線でNYのシャワーを浴び、その都度Something New!の発見もありました。そして、あのカーネギーホールコンサートから来年で20年が経ちます。
この20年、いろいろなことがありました。がむしゃらに社会で戦う主人の背中を見ながら、私なりのエールを送り続けました。ようやく、ようやく子宝にも恵まれました。生活スタイルが変化しても「歌うことへの想い」は続いているから不思議です。

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(歌うことへの想い)

2018311日は忘れられない日となりました。
偶然にも、2000年母がカーネギーホールでコンサートを開いた日。そして東日本大震災も同じ3.11。地元岐阜にて「母娘<おやこ>のこれまで、これから」という、シャンソン&ジャズの親子コンサートを開催しました。カーネギーホールで歌う母を家族みんなで支え、そして、今回は母と私・二人が家族に助けられ、そしてお客様皆様が支えて下さいました。かけがえのない貴重な経験をさせて頂きました。母と同じ舞台に立てて幸せでした。

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(記念すべき母とのステージ)

ある人から学んだ言葉をずっと大切にしています。
Who wonder what happen 〜何が起きても、ワクワクできる人であれ〜」何が起きても、それにはきっと理由がある。たとえ時間がかかったとしても起こったことにきちんと向き合い、最後にはワクワク出来ますように。。

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(ワクワク出来る限り歌う)

これまで、そして、これから・・・
人生の旅は続きます。なかなか簡単なことじゃないけれど、その時、その時、を大切にしていこう!
振り返るいい機会を頂きました。ありがとうございました。
マイペースで過ごせていけたら最高です。
川鰭祐子