(OB近況)仙台謙三(1989年卒)

学部ディスカッションに所属していました仙台謙三です。現在は、地元石川県能美市で、市議会議員をさせて頂いております。

(1年生の夏合宿にて:私が撮影したためか、姿は見えず)

中学・高校時代に良き英語の先生方のご指導と、ラジオ番組「百万人の英語」が、英語に夢中になり、関西外大への道を開き、ESSとの出会いを与えてくれたと事と感謝しています。

(講演会にお招きした「百万人の英語」講師 J.B.ハリス先生(左)と)

 

卒業後は、米国・英国への留学を経て帰国。東京で留学会社に就職し、海外への語学研修や高校留学、海外から高校留学生の受入れプログラムの立ち上げなどの業務を担当。海外との交渉や日本への高校留学生とのコミュニケーション等を通じて、これまで培ってきた語学力をさらに磨く事ができたのではないかと思います。

石川県に戻った後は、株式会社小松製作所人事部「コマツウェイ総合研修センタ」にて、人事研修やQC大会などのセミナーにおける通訳および資料の翻訳業務を担当させて頂きました。また、米国コマツ本社の社内研修の通訳をさせて頂くなど、刺激と学びの連続で充実した月日を送っておりました。

コマツでお世話になってから1年を過ぎた頃、市議会議員選挙へ出馬とのお声掛けを頂きました。悩んだ末、立候補を決意。勤務先を退職し挑戦、お陰様で初当選を果たさせて頂き、現在2期目(議員歴は6年半)となります。

 

市議会議員の「仕事」は、市の予算や条例などの議案の審議および決定、市の主要事業の調査・研究、議会広報誌の編集や市民との意見交換会、議会改革に関する協議、さらにはカーブミラーの設置といったご要望、生活全般に関する事柄や、福祉・介護のご相談事など、多岐に渡ります。

(議会での質問の様子)

また、市長への予算要望や、これまでの経歴を生かし、能美市における増加する外国人への対応や異文化体験・交流プログラム、または英語教育(外国語活動)の進展に寄与すべく、議会での発言や提案なども行っています。

(井出能美市長(左)への予算要望)

現在(2020年4月)は、教育福祉常任委員会の委員長として、特に能美市立病院の経営改善を中心に、教育、健康福祉、病院、市民生活、美化センターなど幅広い所管事務分野について、様々な協議や調査研究などを行っています。

日常、英語を使う機会はほとんどありませんが、自己研鑽と地域貢献を兼ねて、「全国通訳案内士」の資格を取得しました。さらには、「災害時語学サポーター講座」受講者として、また、「防災士」として、災害時を含め必要なアシストができる様、知識とスキルを積み重ねていきたいと思います。
これからも、外大卒業生として、またESS・OBとしての誇りを胸に、さらに精進して参ります。

  • 今般の新型コロナウィルス感染症により、残念ながらお亡くなりになられた方々に対しまして哀悼の意を表し、また、感染された方々ならびに関係者の皆様にはお見舞いを申し上げます。そして、医療従事者および関係者の方々、さらには、この未曾有の事態の対応・解決に奮闘されておられるすべての方々へは、心よりの感謝と敬意を込めて。