アメリカ留学中 母校学生 との オンライン第2回座談会開催

2022年10月3日  水野明洋

10月1日にオンラインにてアメリカ留学中の学生との第2回座談会が10月1日開催されました。 目的は『留学中の学生がより良い留学生活が出来る様に「生活面」「学業面」でサポート』です。

全米の大学に留学中の10名の学生が参加されました。
EFELからは4名の講師としてアメリカブロックの野々山浩代さん(1981年卒)、細川幸治さん(1983年卒)、亀田真二さん(1989年卒)、関東ブロックの水嶋直樹さん(2003年卒)さんが参加されました。 オブザーバーとして水野明洋(1978年卒)も参加しました。

各講師の皆さんからアメリカ留学及び在住経験に基づいて的確な回答をして頂き、大変有意義な座談会でした。講師の皆さんには事前打合せ含めて準備して頂きどうもありがとうございました。

既に、関西外大広報ニュースでも取り上げられいますので、3名の講師の方からの声をお届けします。

ニュース詳細|関西外大 (kansaigaidai.ac.jp)

〇野々山浩代さん(1981年卒)
この座談会のブレークアウトセッションAグループは水嶋さんと私が担当しました。
やはり留学生の脳裏にいつもある懸念は就職のことだと痛感しました。
「他の人が就職に向かって多の機会を掴み取っているのかと考えると自信がなくなる」、「毎日の課題に追われて進路について考える時間がない、どうタイムマネージメントすべきでしょうか」という不安でした。 この点については、楽天グループにおいて社員の採用に携わっている水嶋さんが、留学をすることは決してマイナスにはならないと、実際の例題をいくつか挙げ説得力あるコメントをしてくれました。
水嶋さんの助言で参加した学生全員が肩の荷をおろしたのではないかと思います。

私からはタイムマネージメントは社会人になってからも重要な課題であるため、留学はその訓練をする最適の場であるため、日課を決め、それをやり遂げるためには何を優先して何を犠牲にするかを考えるとよいと助言しました。

二つ目の懸念は、「授業についていけるか不安」、「スラングが理解できない」というものでした。
留学生が授業についていけないのは当然で、またスラングがわからないのも勿論のことです。
授業についていけない時は、カウンセラーや教授に早めに相談し、チューターなどを紹介してもらうこと、またスラングはビジネス界ではあまり重要なものではないが、映画を見たり、キャンパスのパーティーに積極的に参加することで自然とわかるようになるとアドバイスしました。

1時間で盛り沢山の座談会でしたが、少しでも学生達のお役に立てたら嬉しいです。
次回もEFELから新しい講師を募り、違った観点からアドバイスできたら良いと思います。

〇細川幸治さん(1983年卒)
私共EFEL会の有志で外大国際交流課とキャリアセンターのご協力で現役の留学生との座談会が催されました。海外での学生生活をしながら、真摯に就職や自分の将来と向き合っている学生の皆さんが抱えている不安や質問に対して、在米経験のある私達の経験や知識を話すことで何らかの指針になればという思いで始めた座談会です。

現役の留学生と交流する事で私の頭の中の時計が彼らの年代に逆戻りし、あの年代に将来の自分の進路に迷ったり、どんな事を考えていたのかを想い出しながら話していました。参加された学生の皆さんは、真剣に将来の進路を考えておられる情熱にあふれた素直な方々だと感じました。こういう活動を通じて我々EFEL会の存在意義、そして我々の知見を後輩の方々の為に役立てていければ光栄です。参加された皆さんが希望する職種、あるいは大学院に進まれる事を心から祈っております。

〇亀田真二さん(1989年卒)
今回参加された留学生の皆さんは、聞く耳をもっているだけでも立派。しかも留学もされている。悩みがあるのは理想があるからですね。学生のみなさんの純粋な姿に私は再びチカラを頂きました。

以上